2020年1月30日 18:04 | 無料公開
東京電力福島第1原発2号機の原子炉建屋内を調査するロボット=30日(原子力規制委提供)
原子力規制委員会は30日、東京電力福島第1原発2号機の原子炉建屋最上階で、汚染状況を現地調査した。事故当時、原子炉格納容器から放射性物質が放出された経路の分析や、使用済み核燃料の取り出しに向け放射線量を低減させる方法の検討にも役立てる。
放射線量が高いため、原子力規制庁職員が建屋脇の開口部で、建屋内の壁や天井を放射性物質の分布を調べることができるカメラで確認。免震重要棟では、連携して調査に当たる東電の社員が、放射線検出器を搭載したロボットをモニターを見ながら遠隔操作した。
規制委はデータを精査し、近く開かれる事故分析の検討会で報告する。