武漢の200人帰国へ 新型肺炎、退避第1陣

 【北京共同】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を受け、現地に滞在する邦人約200人を乗せた日本政府の全日空チャーター機が29日未明、武漢の空港を出発した。退避第1陣で、羽田空港に同日午前、到着する予定。日本政府が感染症のまん延を受けチャーター機を派遣したのは初めてとみられる。

 政府はチャーター機に医師1人、看護師2人を含む医療チームを乗せた。機内で問診票を配り、全員の体温を測定して発熱がないかどうかチェック。武漢では、支援物資のマスク約1万5千個や防護眼鏡8千個、手袋などを中国側に渡した。


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