欧州LCCがリストラ検討 737MAX導入遅れで

 【ニューヨーク共同】アイルランドに本拠を置く欧州格安航空会社(LCC)最大手のライアンエアが、操縦士らのリストラを検討している。米ボーイングの主力機「737MAX」の導入が遅れ、採算悪化が懸念されるためだ。ロイター通信が28日報じた。

 2度の墜落事故を起こし運航停止中の737MAXは、再開に必要な米当局の承認取得が今年半ば以降になる見通し。部品大手に続き、航空会社にもリストラの動きが広がる可能性が出てきた。

 操縦士は昨年475機に対し約5500人在籍していた。737MAXは燃費性能が優れ、多くのLCCが導入を計画している。


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