チャーター機、羽田から出発 マスクを搭載、帰国後に消毒

中国湖北省の武漢に滞在する邦人を帰国させるため、出発準備をするチャーター機=28日夜、羽田空港

 新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢から滞在邦人を帰国させるチャーター機は全日空が運航を担当し、28日午後8時10分ごろ羽田空港から出発した。機体はボーイング767。28日夜には羽田空港で邦人に渡すマスクなどを機内に積み込む作業が進められた。機体は帰国後、内部の消毒作業をする。

 全日空によると、チャーター機には客室乗務員も同乗。マスクを着用して対応するとしている。邦人には、ゲートで簡単な食べ物や飲み物を手渡す予定。

 安倍晋三首相は26日、チャーター機派遣の方針を表明。全日空は政府による中国側との調整と並行し、機体や乗務員の確保を急ぎ進めた。


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