1億5千万円特殊詐欺被害、愛知 80代女性、現金を宅配便で

 愛知県警瀬戸署は28日、瀬戸市の80代の無職女性が弁護士を名乗る男らに「訴訟の取り下げには裁判所に払う供託金が必要」などと電話でうそを言われ、現金計1億5400万円をだまし取られたと発表した。詐欺容疑で調べている。

 同署によると、昨年10月15日ごろ、女性宅に法務省をかたった「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」とのはがきが届き、女性が記載された番号に電話すると、弁護士と業者を名乗る男2人が応対。女性は「300万払わないと若い衆を行かせる」などと言われ、現金を宅配便で送付した。

 その後も指示され、今年1月9日ごろまで十数回にわたり現金を送り続けた。


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