首相、桜見る会の事前通知認める 招待者に、「不適切」

衆院予算委で共産党の宮本徹氏(下左から2人目)の質問に答える安倍首相=28日午後

 安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、首相主催の「桜を見る会」を巡り、政府が正式な招待状を発送する前に、自身の議員事務所が参加決定を事前に知らせる内容の文書を送ったと認めた。「招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があった」と述べた。2019年度補正予算案は同日中に衆院本会議で可決される見通しだ。

 衆院予算委は補正予算案を与党などの賛成多数で可決した。与党は参院で30日に成立させる方針。

 桜を見る会を巡っては、首相事務所による事前通知の文書を入手した共産党が昨年11月に「政府が人選していない証拠だ」などと批判していた。


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