介護職の紹介手数料50万円 高額でも人材定着せず

 介護事業所が介護職を採用する際に民間職業紹介事業者に払った手数料が、1件当たり全国平均50万1千円だったことが28日、厚生労働省の委託調査で分かった。高額を払っても採用から半年以内の離職率は38・5%に上り、人材が定着しない実態が明らかになった。

 平均手数料を地域別に見ると、東海が63万4千円で最高。北海道(59万8千円)、中国(51万6千円)と続いた。東海は2018年度の介護関係職種の有効求人倍率が5・37倍と最も高い地域だった。厚労省は「人手不足の地域では手数料の負担感が強い傾向がある」と分析した。


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