弾劾裁判、トランプ氏側が反論 米上院、弁護団が冒頭陳述

25日、米上院でのトランプ米大統領の弾劾裁判で演説するシポローネ法律顧問(上院テレビ提供、AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る上院の弾劾裁判で、トランプ氏の弁護団は25日、冒頭陳述を行った。野党民主党が多数派の下院で可決した弾劾訴追決議(起訴状に相当)の「権力乱用」と「議会妨害」の2訴追条項について反論を開始。計3日間の日程で無罪を主張する。

 ホワイトハウスのシポローネ法律顧問は「事実を見れば、トランプ氏が何ら悪いことをしていないのは明らかだ」と主張した。

 検察官役を務める民主党下院議員団は24日までの3日間、冒頭陳述を行い、トランプ氏が2条項について有罪だとし罷免相当だと強調した。


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