イラクで米軍撤退求め大規模デモ サドル師呼び掛け

イラクの首都バグダッドで行われた大規模デモ=24日(AP=共同)

 【カイロ共同】イラクの首都バグダッドで24日、駐留米軍撤退を求める大規模デモが行われ、AP通信によると、数万人規模の参加者がイラク国旗を振りながら通りを埋めた。デモはイラク多数派イスラム教シーア派の指導者サドル師が呼び掛けていた。

 イラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)掃討などを目的に米兵5千人程度が駐留。米国が1月3日にイラン革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官をバグダッドで殺害したことで、イラクを舞台に米イランが衝突するとの懸念が高まり、イラク国内で反米機運が拡大している。

 デモでは「イラクに外国軍はいらない」などのメッセージが掲げられた。


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