「2050年カレー」発売 肉不足の危機、大豆で代替

ヤマモリが発売する「2050年カレー」

 食品メーカーのヤマモリ(三重県桑名市)は、人口増加で肉不足が深刻化する近未来を想定し開発したレトルトカレー「2050年カレー」を31日に発売する。大豆を加工した具材を肉に見立てて使用しているのが特徴。肉不足の危機に陥った世界を描くPR動画をユーチューブで公開しており、話題になりそうだ。

 世界人口の動向について、国連は19年の77億人から50年には97億人に急増すると予測。食料危機が訪れ、肉などの動物性タンパク源が不足すると懸念されている。

 ヤマモリは、肉の代替として注目される大豆の加工品を使って肉のような繊維感にこだわり、約2年かけ完成にこぎ着けた。


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