TV局、レジ袋にモザイク 配布中止のタイで議論

タイのドラマファンのフェイスブック。テレビ局がレジ袋にモザイクをかけることの賛否を問い、95%が反対した(共同)

 【バンコク共同】タイではプラスチックごみによる海洋汚染が深刻で、小売り大手が1日からレジ袋配布をやめるなど、国を挙げ削減に取り組んでいる。そんな中、テレビ局の対応が議論を呼んでいる。政府の要請に従い、画面に映るレジ袋にモザイクをかけることにしたためだ。「ばかげている」との批判もあるが、政府は啓発に効果的と反論する。

 政府によると、タイでは毎年450億枚のレジ袋が使われている。政府は2021年にレジ袋をゼロにする目標を掲げ、大手スーパーやコンビニが提供を中止した。昨年、プラごみを誤飲したジュゴンの赤ちゃんが死んだことで社会的な関心も高まった。


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