中国、新型肺炎の厳戒下で春節 死者18人、湖北省外でも

23日、中国・武漢から鉄道で北京に到着した旅客の熱を測る検査員(ゲッティ=共同)

 【北京共同】中国湖北省武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎が急拡大する中、厳戒態勢の中国で春節(旧正月)の大型連休が24日に始まった。河北省は23日夜、発症者の男性(80)が22日に死亡したと発表した。湖北省以外で確認された初の死亡例。死者は全国で計18人となった。

 中国では30日までの連休中や前後に延べ約30億人が移動する見込みで、日本など海外への旅行客も700万人を超える見通しだ。既に日本を含むアジアや米国などで発症者が確認されており、人の移動に伴い増える恐れもある。

 中国国内の発症者は28省・自治区・直轄市で600人を超えた。


  • LINEで送る