2020年1月24日 07:46 | 無料公開
23日、米首都ワシントンで「終末時計」の最新時刻を残り「100秒」と発表する潘基文・前国連事務総長(右)ら=(ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ提供・共同)
【ワシントン共同】米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は23日、核戦争発生の危険性などを評価し、地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「終末時計」の最新時刻を「100秒」と発表した。1947年の創設以来、過去最短となった。
核と地球温暖化の脅威が深刻になっているのが主な原因。2018年と19年はいずれも「2分」で、米国と旧ソ連が冷戦下で水爆開発を過熱させた1953年と並び、これまで過去最短だったが、世界はさらに危機的になっていると警鐘を鳴らした。
潘基文・前国連事務総長は会見で「世界の指導者は集中して対処するべきだ」と指摘。