福島第2原発、廃炉完了に44年 東電が地元に計画説明

 東京電力は22日、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)全4基の廃炉工程をまとめた「廃止措置計画」の概要を富岡町議会で説明し、廃炉完了までに44年を要するとの見通しを明らかにした。昨年7月に廃炉を正式決定した際は「40年を超える期間が必要」としていた。

 年内にも同計画をまとめ、国の原子力規制委員会に認可申請する。

 計画は廃炉の工程を4段階に区分し、(1)汚染調査など準備期間(10年)(2)発電機タービンなど周辺設備の撤去(12年)(3)原子炉本体などの撤去(11年)(4)原子炉建屋などの撤去(11年)―の手順で進めるとした。


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