2020年1月22日 21:10 | 無料公開
性別適合手術後に韓国軍が除隊決定したことについて記者会見する下士官=22日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国軍は22日、海外で性別適合手術を受けた後に女性として軍務を全うしたいとの意向を示していた20代の下士官に対し、軍の病院が男性器の損壊などを「心身障害」と診断したことを根拠に除隊決定を下した。下士官は記者会見し「最前線に残って国を守る軍人でいたい」と訴え、行政訴訟などで争う姿勢を示した。
韓国紙、中央日報によると、陸軍戦車部隊の下士官は昨年11月末から約2週間の休暇を取り、タイで性別適合手術を受けた。裁判所で性別変更の手続きも進めている。
一方、手術を受けると軍務を続けられなくなる可能性があると、軍は伝えていたという。