首都圏マンション29年ぶり高値 19年の平均価格、5980万円

 不動産経済研究所が22日発表した2019年の首都圏(1都3県)のマンション1戸当たりの平均価格は、前年比1・9%増の5980万円となった。バブル期だった1990年の6123万円に次ぐ高さで、29年ぶりの高値水準となった。人件費、資材費の上昇による建築コストや地価の高騰が影響した。

 発売戸数は15・9%減の3万1238戸となり、3年ぶりに前年を下回った。バブル崩壊で2万6248戸だった92年以来、27年ぶりの低水準。不動産経済研究所の担当者は「価格の高止まりにより消費者は購入に慎重で、各社は新規発売より在庫の圧縮に注力した」と指摘した。


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