米弾劾、手続き論で与野党激突 審議初日、決議案を未明に可決

22日、弾劾裁判の手続きに関する決議案を賛成多数で可決した米上院=ワシントン(上院テレビ提供、AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡り上院で21日に審議入りした弾劾裁判は、与党共和党が提出した裁判手続きの決議案に野党民主党が抵抗し、審議初日から与野党が激突した。早期の無罪判決を目指す共和党に対し、民主党は証人尋問実施などを含めるよう修正を要求。審議は紛糾し、休憩を挟んで12時間を超える論戦となった。上院は22日未明、賛成多数で決議案を可決した。

 冒頭陳述などが終わる見込みの月末までの間、民主党が証人尋問実施に必要な過半数を確保するため、共和党穏健派の賛成を得られるかどうかが今後のポイントとなる。


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