さいたま国際、開催見送り マラソン、有力選手少なく

昨年12月のさいたま国際マラソン。中央は唯一の国内招待選手で、6位だった吉田香織=さいたま市

 五輪や世界選手権の女子代表選考会として実施されてきた、さいたま国際マラソンが12月に予定されていた次回の開催を見送ることが22日、関係者の話で分かった。全日本実業団対抗女子駅伝と時期が近い上に、起伏が多くて好記録が出にくく、有力選手の参加が少ないことが理由とみられる。財政面も検討し、主催者のさいたま市などが見送る方針を固めた。

 さいたま国際マラソンは、世界初の女性だけの公式レースとして1979年に始まった東京国際女子マラソン、その後継大会として2009年から開かれた横浜国際女子マラソンを受け継ぐ形で15年に始まった。


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