ダム決壊で16人起訴 ブラジル検察

 【サンパウロ共同】ブラジルのメディアによると、南東部ブルマジニョで昨年1月、世界最大の鉄鉱石会社バーレ所有の鉱山のダムが決壊し、270人が犠牲となった事故で、地元検察当局は21日、安全管理を怠ったとして殺人容疑などで、法人としてのバーレ社やシュバルツマン前最高経営責任者(CEO)ら関係者計16人を起訴した。

 採鉱の際に出る残留物などをためるダムの決壊で、バーレ社員や麓の住民ら259人が死亡、11人が行方不明となった。酸化鉄を含む有害な残留物が流れ出し、下流での深刻な環境汚染も懸念されている。


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