新型肺炎、中国の死者6人に 3百人発症、封じ込め難航

中国湖北省武漢市の鉄道駅で行われている利用客の体温検査=21日(共同)

 【北京共同】中国湖北省武漢市当局は21日、新型コロナウイルスによる肺炎で男性(66)と女性(48)が20日に死亡し、死者が計6人になったと発表した。肺炎発症者も新たに確認され、中国国内で300人近くに増えた。当局は武漢市からの団体旅行を休止するなど対策を急ぐが、封じ込めは難航。日本政府は春節(旧正月)の連休(24〜30日)で中国人の訪日が増えるのを前に水際対策の強化を図る。

 WHO西太平洋地域事務所(マニラ)は21日、ツイッターで「持続的な人から人への感染があるとみられる」と発表。感染がどの程度拡大するかを検証するため、中国側との連携を継続するとした。


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