国交省も管理簿不記載 桜見る会の推薦者名簿

「桜を見る会」で招待者と記念写真に納まる安倍首相と昭恵夫人(中央)ら=2019年4月、東京・新宿御苑

 国土交通省は21日、首相主催の「桜を見る会」を巡る野党追及本部会合で、内閣府に提出した推薦者名簿の2010〜15年度分について、公文書管理法で義務付けられた「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかったと明らかにした。「各界功績者(総理大臣等)」として招待された人数が、17年の7595人から18年は約2千人多い9494人に急増したことが、内閣府の提出資料で判明した。

 野党は他の省庁にも不記載が広がっている可能性があるとみて、全省庁に調査を要求した。

 国交省の推薦者名簿は保存期間を10年としているため、文書自体は残っているという。


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