中国側、象印に取締役選任を要求 筆頭株主の投資ファンド

象印マホービンのロゴ

 中国家電大手の首脳が運営する投資ファンドが象印マホービンに対して、自らが推薦する取締役の選任を求める株主提案をしたことが21日、分かった。ファンドは二つあり、一つは象印株の筆頭株主で、両方を合計すると計13・5%を保有する。象印は拒否しており、2月19日の定時株主総会に向けて攻防が続きそうだ。

 株主提案をしたのは中国広東省に本社を置き、レンジやオーブンなどを手掛けるギャランツ首脳のファンドで、昨年12月23日付で提案した。ギャランツは大阪市に拠点がある。象印の業績低迷を問題視し「(経営陣の手腕が)十分に検証されているのか大きな疑問がある」とした。


  • LINEで送る