内閣府、公文書管理課長を交代 桜見る会問題で野党対応

内閣府が入る中央合同庁舎=19年4月、東京都千代田区

 内閣府は20日、首相主催の「桜を見る会」問題で野党対応などを担ってきた富永健嗣公文書管理課長を交代させる人事を発令した。「業務量が増大し、兼務する大臣官房参事官との両立が難しくなったため」と説明している。

 西村明宏官房副長官は、政権のずさんな公文書管理が指摘されているさなかの交代となった理由を記者会見で問われ「個別の人事に関しては答えを差し控える」と述べた。

 後任には杉田和暁・国立公文書館総務課長を充て、公文書管理課長に専念させる。

 富永氏は昨年7月に就任したばかり。野党開催の桜を見る会追及本部会合に毎回出席し、公文書管理法の規定などに関し説明してきた。


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