和歌山市、予告の断水は取りやめ 漏水は枝管からと判明

破損したとみられる水道管の工事のため、始まった作業=19日夜、和歌山市

 和歌山市は20日、破損した水道管工事のため市内全域の約5分の1に当たる約3万5千世帯(約8万人)を対象に最長3日間実施すると予告していた断水を取りやめることを決めた。

 市は、8日に同市内の農業用水路内で水道水の流入を確認。古い水道管が破損したとみて19日夜から掘削作業をしていた。漏水が基幹配水管からの場合に断水を想定していたが、実際には枝管からと判明し、断水する必要がなくなったという。

 市は当初、漏水が起きているのがどちらの管であっても断水すると発表。飲料水を買い込む市民や営業を見合わせる飲食店などが多数あったことから、影響は広範囲にわたるとみられる。


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