長野・飯田の神楽が宮崎に 無形文化遺産目指し公演

「九州の神楽シンポジウム」で披露された、長野県飯田市の「遠山の霜月祭」の演目=19日午後、宮崎市

 宮崎市で開かれた「九州の神楽シンポジウム」で19日、神楽の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す長野県飯田市の「遠山の霜月祭」保存会が公演した。同会は九州の神楽ネットワーク協議会と協力し、神楽の登録に向け取り組んでいる。

 一年の息災を願い飯田市で伝わる「遠山の霜月祭」は、平安時代末期〜鎌倉時代に始まったとされる。高校生から63歳まで、保存会の15人ほどがシンポに招かれ、祭りの中心となる神楽「湯立」など5演目を披露した。

 シンポは宮崎県などの実行委員会が、神楽の保存や継承を目指して2016年に始めた。


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