水泳の平井康翔、現役引退 オープンウオーターで五輪出場

平井康翔

 水泳オープンウオーター(OWS)で日本の先駆者として活躍した平井康翔(29)が19日、現役引退を表明した。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪に出場したが、昨年9月の日本選手権で4位に終わって5月の世界最終予選(福岡市)の代表に入れず、東京五輪出場の可能性がなくなっていた。

 千葉・市船橋高時代に全国高校総体の競泳男子400メートル自由形を制し、明大時代にOWSに転向。国内の競技環境が未成熟な中、独自に海外へ武者修行に出向くなど奮闘し、ロンドン五輪は15位で、リオ五輪は8位に入賞した。今後はヘルスケア関連の事業を立ち上げる意向。


  • LINEで送る