主要空港搭乗手続き「顔パス」で 国際線に導入、国交省が後押し

 国土交通省は、主要空港の国際線搭乗手続きに顔認証システムを採用し、搭乗ゲートなどを「顔パス」で通過できるサービスの拡大を後押しする。手続きを効率化し、乗客の待ち時間短縮や空港側の負担軽減につなげる狙い。成田、羽田両空港は今春、日航と全日空の一部路線で開始。関西空港でも導入を検討する。

 空港チェックイン時に顔写真を撮影し、パスポートや搭乗便の情報と一緒に記録。保安検査場や搭乗ゲートに設置したカメラで乗客の顔の情報を読み込み、本人確認する。

 乗客は搭乗券やパスポートを提示する手間が省け、混雑緩和や待ち時間短縮の効果が期待される。


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