震災日に産声の照強、白星飾れず 前頭14枚目、南あわじ市出身

取組前、勢いよく塩をまく照強=17日、東京・両国国技館

 大相撲初場所6日目の17日、東前頭14枚目の照強=本名福岡翔輝、兵庫県南あわじ市出身、伊勢ケ浜部屋=は25歳の誕生日を初めて幕内の土俵で迎えた。取組に敗れ、特別な日を白星で飾れなかったが、念願をかなえ「幕内で取るのが目標だった。(被災者には)これからも見守っていただき、勝って笑顔になってもらえるように頑張る」と感慨に浸った。

 阪神大震災の当日、震源に近い同県洲本市の病院で生まれた。入門前は「たまたま一緒という感じだった」。番付と自身の注目度が上がるにつれて誕生日がクローズアップされるように。

 来年の1月17日は三役で土俵に立つ決意を固めている。


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