障害あるひとり親にも支給 児童扶養手当改正案提出へ

 厚生労働省は、シングルマザーなどひとり親への経済的支援強化の一環として、障害年金を受給するひとり親がこれまで受給ができなかった児童扶養手当について、一部を受け取れるよう制度を見直す。17日に開かれた社会保障審議会の専門委員会に見直し案を提示した。通常国会に児童扶養手当法改正案を提出する。

 公的年金を受給する親は、年金額が児童扶養手当を下回る場合に差額を受け取ることができる。ただ、通常は障害年金の方が上回り、ひとり親は実質的に支給対象とならない仕組みだった。

 見直し案では、児童扶養手当から、障害年金で子どもがいる場合に加算される額を差し引いて支給する。


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