19年の訪日消費、4兆8千億円 7年連続で過去最高に

 2019年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額は前年比6・5%増の4兆8113億円で、過去最高を7年連続で更新した。1人当たりの消費額は3・5%増の15万8千円だった。観光庁が17日、速報値を発表した。19年の訪日客数は2・2%増の3188万2千人。同じく7年連続で過去最多となったが、韓国人客は25・9%減の558万5千人と大きく落ち込んだ。

 東京五輪・パラリンピックがある今年の訪日客数を4千万人、消費額を8兆円とする政府目標との隔たりは大きい。

 国・地域別1人当たり消費額はオーストラリアが最高の24万9千円。次いで英国24万2千円、フランス23万8千円。


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