2020年1月16日 11:12 | 無料公開
四国電力伊方原発3号機=愛媛県伊方町
四国電力は16日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、プルサーマル発電で使い終わったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を含む原子炉内全ての燃料157体の取り出しを完了した。MOX燃料は3月、新たに5体装填する予定。四国電によると、本格的なプルサーマル発電でMOX燃料を取り出したのは全国初。
四国電は13日午後9時ごろから全体の燃料取り出しを始め、1体目のMOX燃料の取り出しは同午後11時57分に終えた。
政府や電力会社は、「核燃料サイクル」の一環として、普通の原発でMOX燃料を燃やすプルサーマルを推進している。