原発廃炉の廃棄物処分で基準案 6月にも公表、原子力規制委

 原子力規制委員会は15日の定例会合で、原発の廃炉作業で出る低レベル放射性廃棄物のうち、放射性物質濃度が最も高いクラスの最終処分の規制基準案を6月ごろに公表することを決めた。

 基準案の原案は公表済みで、このクラスの廃棄物は地中70メートルより深い場所に埋めるなどとしている。原案を基にした基準案を規制委が了承し、意見公募(パブリックコメント)を経て正式決定すれば、基準に基づき事業者が最終処分場を選定することになるが、難航が予想される。

 今回の規制基準の対象は、低レベル放射性廃棄物のうち、放射性物質濃度の高い区分。制御棒や燃料集合体の格納ケースなどが該当する。


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