阪神大震災追悼の文字「きざむ」 神戸の1・17式典、竹灯籠並べ

「1・17のつどい」で作る文字を発表する実行委員長の藤本真一さん=10日午後、神戸市の東遊園地

 1995年の阪神大震災の犠牲者を追悼するため、神戸市中央区で毎年開かれる「1・17のつどい」の実行委員会は10日、会場に竹灯籠を並べて作る今年の文字が「きざむ 1・17」に決まったと発表した。実行委員長の藤本真一さん(35)は「25年間の積み重ねで今がある」として、震災を心に刻んで後世につなぎたいと説明した。

 実行委が文字を公募したところ、195件の応募があった。「記憶にきざむ」など「きざむ」や「刻」を含む応募が最多で31件。他には「絆」「忘れない」「笑顔」が多かったという。

 つどいは17日に、市役所近くの公園「東遊園地」で開催する。


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