「桜を見る会」、IR汚職を追及 枝野氏は首相辞任要求、代表質問

衆院本会議で代表質問する立憲民主党の枝野代表。奥右は安倍首相=22日午後

 安倍晋三首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党の代表質問が22日午後、衆院本会議で始まった。今通常国会で初の党首級の論戦。立憲民主党の枝野幸男代表は、首相主催の「桜を見る会」を巡る私物化疑惑を質問冒頭で取り上げて首相の辞任を求めた。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業に絡む汚職事件も重点的に追及。公選法違反疑惑による2閣僚辞任への首相の責任もただした。

 論戦に先立ち、首相は「堂々と政策論争を行いたい」と述べた。立憲民主、国民民主、共産の野党3党国対委員長は国会内で会談し、桜を見る会とカジノ、海上自衛隊の中東派遣を中心に追及する方針を確認した。


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