囲碁の仲邑菫初段、最終戦は白星 1年目は17勝7敗

囲碁の第46期名人戦予選Cで山田和貴雄七段(右)を破り、対局を振り返る仲邑菫初段=26日、大阪市の日本棋院関西総本部

 囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(10)は26日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第46期名人戦予選Cで山田和貴雄七段(50)を破り、年内最終戦を白星で飾った。プロ1年目の通算成績は17勝7敗。

 対局は持ち時間各3時間で打たれ、仲邑初段が144手で白番中押し勝ちした。終局後、仲邑初段は「(公式戦17勝は)思ったより勝てた。来年はもっと強くなりたい」と話した。

 仲邑初段は1月、日本棋院が世界戦での躍進を目指して新設した「英才枠」でプロ入りが発表された。4月、史上最年少の10歳0カ月でプロに。公式戦デビュー戦は黒星だったが、その後は勝ち星を積み上げた。


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