2019年12月26日 09:35 | 無料公開
2010年に伊方原発3号機で行われた原子炉へのMOX燃料の装てん作業=愛媛県伊方町
四国電力は26日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、出力89万キロワット)の定期検査を始めた。3号機は、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用するプルサーマル発電をしており、使い終わったMOX燃料を来年1月に取り出す予定。四国電によると、本格的なプルサーマル発電でMOX燃料を取り出すのは全国初。
26日は原子炉を停止する作業などを実施した。
定検では、原子炉内の制御装置を取り換えるほか、MOX燃料16体を含む燃料37体を交換。MOX燃料は新たに5体を装填する。使用済みMOX燃料は発熱量が大きいなどの特徴がある。