紙の出版物、15年連続で減 出版科学研究所の推定値

 2019年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計)の推定販売金額が1兆2400億円台となり、15年連続で前年を下回る見通しとなったことが25日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。1〜11月期の推定販売金額は前年同期比3・9%減となった。

 電子書籍・雑誌の普及による「紙の本離れ」、出版不況が続いていることを裏付けた。一方でコミックス(単行本)や児童書、ビジネス書などが前年を上回るなど、明るい話題もあった。

 確定値は来年1月に公表される。


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