JR西、鳥取・東浜駅で電力自給 瑞風が停車、太陽光発電で

JR山陰線東浜駅の微生物を用いた発電装置=20日午後、鳥取県岩美町

 JR西日本は20日、鳥取県岩美町の山陰線東浜駅で、照明や待合室の空調の電力を太陽光発電で自給する取り組みを始めた。感知する小さな揺れから電気を生み出す「振動発電」や、微生物を用いた発電の検証も試みる。管内では初めて。

 東浜駅は日本海沿いの豊かな自然に恵まれ、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の停車駅で、同社が環境発電のモデル駅に定めている。この日は静岡大の学生らが訪れ、開発した振動発電の装置を駅舎の階段などに設置した。

 町を紹介する待合室の看板の電子ペーパーにも、弱い光に反応し電力を生み出す積水化学工業の太陽電池が活用されている。


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