温暖化で山の降雪強くなる 東北大などのチームが予測発表

新潟県津南町で屋根に積もった雪を下ろす人たち=2014年12月

 地球温暖化が進むと、東北から中部、北陸地方の山岳地域で豪雪時の降り方が強くなるとの予測を、東北大などのチームが16日付で米地球物理学連合の論文誌に発表した。空気中の水蒸気が増える上、寒波の影響が強まるのが原因としている。

 佐々井崇博助教(気象学)は「温室効果ガスの排出削減は必要だが、ある程度の温暖化は避けられない。スキーや登山に訪れる観光客、住民の安全対策が必要だ。雪で道が通れなくなれば深刻な被害が出る恐れもある。気象予報を活用し、無理な行動を避けるなどの対処が必要だ」と話す。


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