いじめ訴えの小学女児が自殺未遂 下関、教委が対応の不備認める

 山口県下関市の市立小学校が、いじめの被害を訴えていた女児が自殺を考えていると把握しながら対応を怠り、女児が自殺未遂をしたことが16日、市教育委員会への取材で分かった。女児は今月4日、自宅でナイフを首の近くに当てて自殺を図ったが保護者が止め、命に別条はなかった。

 市教委は「重大事案」と認定して学校に対応を指示するとともに、「市教委や学校側がきちんと対応をすれば防げた。申し訳ない」とコメントして対応の不備を認めた。学校と市教委は事実関係を再調査し、再発防止に向けた対策を講じる。


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