日中韓保健相会合が開催 感染症対策強化へ共同声明

中国の馬暁偉国家衛生健康委員会主任(左)、韓国の朴ヌンフ保健福祉相(中央)と手を取り合う加藤厚労相=15日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】医療保健分野に関する共通課題について話し合う日本、中国、韓国の3カ国の保健相会合が15日、ソウルで開かれた。感染症対策や各国が直面する高齢化への対応などについて連携の強化を確認し、共同声明を採択した。

 会合には日本の加藤勝信厚生労働相のほか、韓国の朴ヌンフ保健福祉相や中国の馬暁偉国家衛生健康委員会主任らが参加。

 会合では、それぞれの国が抱えるメディアなどを活用し、感染症に関する迅速で正確な情報提供をする方針を確認した。共同声明では、感染症は国境を越えて容易に広がり、地理的にも近い日中韓は緊密に連携して対応する必要があると指摘した。


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