「夜の森の桜並木」光で再現 避難区域の名所をいわき駅前に

東京電力福島第1原発事故で町の一部が避難区域となっている福島県富岡町の桜の名所、夜の森の桜並木を再現したイルミネーション。ケヤキ並木に飾られた白やピンク色のLED電球が一斉に点灯すると、見物客から歓声が上がった=14日夕、福島県いわき市

 東京電力福島第1原発事故で町の一部が避難区域となっている福島県富岡町の桜の名所、夜の森の桜並木をイルミネーションで再現する恒例の催しが14日、30キロ以上南の同県いわき市で始まった。来年1月13日までの午後5〜11時。

 夜の森の並木は「桜のトンネル」として知られるが、約2・5キロのうち大半は放射線量が高い帰還困難区域内にあり、普段は立ち入りできない。

 JRいわき駅前のケヤキ並木に飾られた白やピンク色の発光ダイオード(LED)電球約18万個が午後5時すぎに一斉に点灯すると、見物客から「きれい」と歓声が上がった。


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