大雨、鹿児島市が対応を検証 避難情報、町と丁名を強調へ

鹿児島市役所で開かれた、7月の記録的豪雨の避難指示対応について検証する委員会=13日午後

 鹿児島市は13日、7月の記録的な大雨の際に、市内全域の59万人に避難指示を出した対応に関する検証結果を公表した。全域への避難指示で一部の避難所に人が集中するなど混乱が起きたとして、特に危険な土砂災害警戒区域などの場所を、町と丁名までホームページで強調して周知するなど、改善策を示した。

 鹿児島市では、市内を九つの地域に分けて避難情報を発令している。7月の大雨の際も地域ごとに避難情報を出したが、猛烈な雨が降るとの情報を受け、崖地が多く雨に弱い土壌なども考慮し、市内全域に避難指示を出した。9地域ごとに発令する方法は維持する。


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