かんぽ生命保険、年内行政処分へ 金融庁、立ち入り検査が終了

 金融庁は13日、保険の大規模な不正販売が発覚した、かんぽ生命保険と日本郵便に対する立ち入り検査を終了した。3カ月に及んだ検査で、顧客の利益を軽視した法令違反を確認し、結果を両社に通知した。年内に厳しい行政処分を出すことを目指す。業務改善にとどまらず、一部業務の停止を命じる可能性がある。

 かんぽ生命と日本郵便、両社の親会社である日本郵政のグループ3社は18日に記者会見を開き、不正販売を巡る社内調査の最終報告を公表する方向で調整している。

 日本郵政グループによると、顧客に不利益を与えた疑いがある契約は約18万3千件だった。


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