首相、改憲論議の進展促す 「国会は政治の責任を」

 安倍晋三首相は13日、東京都内で講演し、憲法改正に向けた国会での論議進展を促した。先の臨時国会で衆院憲法審査会の討議が2年ぶりに実施されたことに触れ「国民はどういう議論が行われたかしっかり見ている。それに応える中身の議論が行われることを期待したい」と述べた。国会での議論は「政治の責任」とも訴えた。自民党総裁の任期を延長する4選については「考えていない」と改めて否定。

 衆院解散を判断する場合の大義を問われ「具体的に申し上げる段階にはない」と述べるにとどめた。同時に「国民の信を問うべき時が来たと判断すれば、ちゅうちょなく解散の決断をする」と重ねて強調した。


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