EU、50年排出ゼロで「合意」 温室効果ガス、ポーランドは留保

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)首脳会議は13日未明、温室効果ガス排出を2050年に実質ゼロにする目標で、ポーランドを除き「合意した」と発表した。ミシェルEU大統領は「欧州を(世界)初の排出ゼロの大陸に」と強調。スペインで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が最終日を迎える中、気候変動対策で世界をリードする構えを示した。

 ポーランドは温室効果ガス排出量が多い石炭火力による発電の割合が高く、低炭素社会移行に巨大な費用がかかる。加盟国筋によると、EUからの財政支援が明確化されなかったため態度を留保した。


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