米グーグルに逮捕歴の削除命じる 札幌地裁、不起訴の男性が求める

小さな人形とグーグルのロゴ(ロイター=共同)

 インターネットの検索サイト「グーグル」に自身の逮捕歴が表示されるのは、プライバシーの侵害だとして、不起訴になった男性が検索結果の削除を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は12日、男性側の訴えを認め、米グーグルに削除を命じた。

 判決によると、男性は2012年7月に強姦容疑で逮捕され、同10月に嫌疑不十分で不起訴となった。男性は18年12月に検索結果の削除を求めて提訴した。

 最高裁は17年2月に検索結果が削除できる条件について「プライバシーの保護が情報を公表する価値より明らかに優越する場合に限る」との基準を初めて示していた。


  • LINEで送る