投資家の行動指針、来春改定へ 環境への姿勢重視を明記

 金融庁は11日、保険会社や資産運用会社といった機関投資家の行動指針「日本版スチュワードシップ・コード」の改定について話し合う有識者会合を開いた。環境や社会問題の解決、企業統治への取り組みの積極性を投資判断の基準とする「ESG投資」を重視するよう初めて明記することなどを議論。2020年春の改定を目指す。

 日本版スチュワードシップ・コードは機関投資家に対し、企業との対話を通じて中長期的視点から持続的成長を促すよう求める指針で、英国の先例を参考に14年に策定された。改定は約3年ぶりとなる。


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