東京・国立劇場再整備へ 訪日客誘致の拠点に

 政府は10日、観光戦略実行推進会議を首相官邸で開き、歌舞伎や文楽など伝統芸能を上演する国立劇場(東京都千代田区)を改築し、訪日外国人観光客を呼び込む拠点として再整備する方針を明らかにした。着工時期は未定で、文化庁や観光庁が整備計画づくりを急ぐ。

 1966年に造られた現在の施設が老朽化し、改修を検討してきたが、東京五輪・パラリンピックの関連行事で利用されるため先送りになっていた。伝統芸能で用いる衣装・楽器の多言語解説や体験コーナーの設置など、外国人が楽しめる機能の強化を図る。


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