フロン回収で国際協力の枠組み 温暖化抑制、日本主導で設立

 【マドリード共同】エアコンや冷蔵庫の冷媒に使われ、大気中に漏れると地球温暖化の原因となる代替フロン類の回収と処理を進める国際協力の枠組みを、日本政府が主導して10日、設立した。代替フロンは種類によって温暖化を引き起こす力が二酸化炭素の1万倍以上あり、先進的な日本の施策や技術を共有して排出削減を強化する。

 環境省によると、枠組みにはドイツやフランス、国連環境計画(UNEP)などが参加の意向を伝えてきている。スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)などを通じて拡大を目指す。


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